ペパーミントのアロマオイルの効能・香り
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精油(アロマオイル)一覧 ハーブ系, ハ行
ペパーミントは非常に繁殖力と交配力が強い植物です。そのため世界中で栽培されていますが、イギリスのミッチャム地方でさいばいが始められたことから「イングリッシュミント」「ミッチャム」などの呼び名もあります。イギリスでは1750年以降、商業的に栽培され続けています。
ペパーミントは香料に非常によく使われており、すっきりとした香りで有名ですが、この香りがすぐれたリフレッシュ効果を持ち、ストレスや精神的疲労を和らげてくれるのに役立ちます。そのため、運転中の眠気覚ましや集中したいときに利用すると良い精油の一つです。鼻やのどなどの呼吸器のコンディションを整えてくれるため、風邪や花粉症の時にも役に立つ精油です。
ペパーミントの効能
身体への効能
ペパーミントは、暑い時には冷却作用を、寒い時には温める作用を持っています。夏の熱い時にはこの作用を利用して、芳香浴で涼を演出することができるのです。また、体に対しても、粘液の流出を止め、熱を下げて発汗を促すことで、風邪の時に役に立ちます。喘息、気管支炎、肺炎などにも一定の効果が期待でいる精油と言えるでしょう。
消化器にも吐き気、下痢、便秘などにも有効です。内臓系のバランスを整えてくれる精油です。ほかにも、頭痛やめまい、貧血症などにも効果があると言われています。そして、このペパーミントの精油には昆虫や虫を避けてくれる効果があるため、虫よけとして芳香浴に使ったり、クラフトで虫よけスプレーを作ったりすることもできるのです。
心への効能
怒りやヒステリーの時、抑うつ状態や精神的な疲労を感じている時に、優れた効き目を及ぼすと言われています。
スキンケア
抗真菌作用があるため、白癬、疥癬、掻痒などにも効果があると言われています。冷却作用があることから、かゆみや炎症、日焼けなどの炎症を和らげてくれる精油です。皮膚を柔らかくし、ニキビや脂性肌(頭皮)にも効果を期待できる精油です。
注意すること
刺激が強いため、使用量には注意が必要です。マッサージで利用する場合、皮膚や粘膜を傷つけることがあります。(ピンポイントでの利用か、芳香浴での利用をお勧めします。)また、目の近くでは使用しないこと、妊娠中、授乳中にはこの精油を使わないようにすることなど安全に使いましょう。
相性の良い精油
安息香、サイプレス、シダーウッド、マージョラム、ラベンダー、ローズマリー、オレンジ
ペパーミント基本情報
学名 | Mentha piperita |
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科名 | シソ科 |
抽出部位 | 葉 / 抽出方法:水蒸気蒸留法 |
香り | 清涼感のあるさわやかな香り。ミントガムの香料として有名。 |