カモミールジャーマンのアロマオイルの効能・香り

ヨーロッパ原産で、高さ20~50センチの一年草です。可憐で小さな白い花が特徴です。リラックス効果や胃腸に良いハーブティーとして、世界中の人々に愛飲されています。

古くから植物療法で、スキンケアや消化器官のバランスを整えるハーブとして使われてきました。

また、カモミールは長年にわたってシャンプーにも使われてきました。毛髪のつやを良くするためと言われています。

現代では化粧品や香水もしばしば使われています。カモミールジャーマンの精油の大きな特徴は深く濃い青色をしています。たくさんの花からわずかな量しか取れないため、貴重な精油です。

カモミールジャーマンの効能

身体への効能

痛風、リウマチ等の関節炎、筋肉痛など、肉体の痛みに効果があると言われています。頭痛や胃痛などにも効果的に働いてくれます。抗ヒスタミン作用があるため、皮膚の炎症を抑えてくれる効果があるといわれています。

心への効能

強い不安や恐怖などをやわらげるのに役立ちます。イライラした気持ちを抑え、気苦労を和らげて、平和な気持ちをとりもどしてくれる鎮静の効果もあるようです。

不安や緊張で眠れない時にも、深い眠りを誘ってくれる香りです。月経前の緊張も和らげてくれることでしょう。

スキンケア

乾燥してかゆみのある肌を癒してくれます。火傷、水泡、炎症をおこした肌、敏感肌やアレルギー全般に効果があるといわれ、破れた毛細血管を直し、皮膚の組織を強化して、肌の弾力をとりもどしてくれる働きがあるといわれています。

注意すること

通経作用があるため、妊娠中には使用を控えた方が良いでしょう。

相性の良い精油

安息香、イランイラン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、パチュリ、ローズ、ベルガモット、スィートマージョラム、ラベンダー、レモン

カモミールジャーマン基本情報

学名 Matricaria chamomilla /  Matricaria rerutita
科名 キク科
抽出部位 花 / 抽出方法:水蒸気蒸留法
香り かすかに苦味のあるリンゴのかおり


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